ニキビ治療について_種類別
年齢を問わずニキビに悩まされている人は多いですが、原因を知らないまま
安易に市販の薬を使ったり、進められるがままに化粧品を使ったりするのは
あまりお勧めできません。
ニキビには種類があるため、それに適したニキビ治療で改善を目指しましょう。
10代の思春期ニキビは、青春のシンボルでもありますが、皮脂が毛穴に貯まることで起こります。
ニキビ治療としては、過剰分泌する皮脂量を、バランスよくコントロールする必要があります。
洗顔を行うことは、基本となります。
大人ニキビは原因が一つではありません。
男性ホルモンが、体内において優位になっており、角栓や汚れが毛穴に詰まりやすい状態です。
外部よりの乾燥も引き金となり、バリア機能がさがるため、余計に守ろうとして分泌は盛んになり、
ニキビが悪化します。治療としては、正しいスキンケアと、ライフスタイルの見直しが求められます。
洗顔が肌トラブルを招く?肌のバリア機能の仕組みと役割
肌をきれいにしようと思って、念入りに洗顔していると、逆に肌荒れしやすくなることをご存知ですか。
肌の一番外側は、バリア機能を持つ角質層で守られていますが、その厚さは0.02mmと
とても薄く、ゴシゴシ擦って洗顔すると部分的にはがれてしまいます。
すると、その隙間から保湿成分や水分が流れ出てしまい、乾燥しやすくなったり
刺激に敏感になり、炎症しやすくなったり、と様々な肌トラブルを招きやすくなります。
肌のバリア機能を維持するためには、ターンオーバーが正しく行われる必要があります。
肌の内側の細胞がしっかり育ち、順番に外に向かってゆき、角質層にならなければなりません。
しっかり出来上がる前に外に晒される、ということは、大げさに言えば、
体の内の細胞が外に晒されているのと同じことですので、痛むのは当然なのです。
洗顔は、擦らずに、たっぷりの泡でやさしく、時間も手早く短めに、
濯ぎは流水で擦らずに水を当てるように濯ぐと、肌の負担になりません。
基本の洗顔方法をマスターして、肌を守りましょう。
自分のケアでは改善できない場合
医薬品を用いたにきび治療では、抗生物質を使用することもあります。
種類としては、白ニキビとか赤ニキビが、もっと進んで赤ニキビになったら、
外用薬で抗生物質入りの医薬品が処方されるので、治療として利用することになります。
このように、年齢や性別によっても種類が違ってきます。
はっきりとした原因と適切な対策を知るためにも、早めに皮膚科に
相談しに行くことが、一番の早道だと言えるでしょう。